交通事故Q&A 単車と自動車の事故(進路変更の事故2)

進路変更時の事故

 道路上で、単車(自動二輪車(原動機付自転車を含む)と自動車との衝突事故が起きました。
 具体的には、進路変更を行った単車(以下、「進路変更単車」といいます。)と、進路変更単車の後方を直進していた自動車(以下、「自動車」といいます。)との衝突事故です。
 この場合の過失割合について教えてください。

 基本、進路変更単車60%、自動車40%の過失割合です。
 上記の基本割合は、双方の速度に差のあることが前提となっています。

 具体的には、①後続の自動車の速度が進路変更単車よりも高速であるか、②進路変更単車が進路変更時に減速するか、③後続の自動車が加速中であるか、のいずれかのケースです。このような進路変更では一般的に、後続の自動車の速度や方向を急に変更させることになります。一方で、進路変更単車が前方におり、その合図等により、進路変更を察知して減速等を行えば衝突を回避することはさほど困難ではないとも考えられます(進路変更単車が進路変更と同時に急制動をかけたといった例外的事情があれば別です。)。

 そのため、進路変更単車は、適法に(道路交通法26条の2第1項、2項等)、進路変更の合図を出した上(道路交通法第53条第1項、第2項、道路交通法施行令21条)で進路方向したこと、一方で自動車に軽度の前方不注視があることが前提です。
 以上を前提に、事故現場が進路変更禁止場所か否か、進路変更単車の合図の有無、自動車の初心者マークの有無、時速15km以上又は時速30km以上の速度違反の有無、その他双方の著しい過失・重過失の有無等の個別事情により基本割合が修正されます。 

                             以上

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