むち打ち症・周辺疾患(4)

・頚椎椎間板ヘルニア

 椎間板の線維輪が断裂して髄核が脱出するのがヘルニアです。

 後側方に脱出することが多く、通常は、1本の神経根を圧迫して、特定の部位の放散痛を発生します。稀に、正中後方に脱出し、脊髄を圧迫します。この場合、症状としては頚部のこり、不快感、疼痛、運動制限など、進行すると脊髄症状、神経根症状(頚椎症性神経根症や頚椎症性脊髄症と同様)が現れます。第5・6、第6・7頸椎間に発症することが多いです。
 単純レントゲン写真では椎間板ヘルニアの描出は不可能です。また、椎間板の狭小化が見られないのも普通です。MRIは椎間板ヘルニアの診断に最も優れた検査法ですが、MRI上、無症候性の椎間板ヘルニアも存在するので、その解釈には注意が必要であるといわれています。また、上肢の放散痛を誘発させるスパーリングテストで陽性の場合、神経根障害ありと判定されます。

 

・治療等

 保存療法としては、薬物療法(NSAIDs「エヌセイズ」や筋弛緩薬、ビタミンB12製材などの投与)、頚椎カラ-装着、牽引療法、神経ブロック、物理療法、ストレッチングなどです。保存療法では改善されないケース、日常生活に支障をきたしているケースでは手術療法(頚椎前方除圧固定術、頚椎椎弓部分切除術など)が検討されます。

  手術を行った場合、仕事や学業への復帰は1~2か月後が目安となります。

                                      以上

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