アキレス腱滑液包炎

・アキレス腱滑液包炎（アキレスけんかつえきほうえん）

　アキレス腱の近くにある滑液包という部分が炎症を起こす症状のことを、アキレス腱滑液包炎といいます（かかとの皮膚とアキレス腱の間に起こるものと、アキレス腱とかかとの骨への付着部に起こるものに大別できます。）。
　この滑液包は本来アキレス腱を守るためにありますが、運動による負担、足に合わない履物を履き続けることなどが原因で炎症を起こすことがあります。

　交通事故との関係では、かかとへの直接的な打撲当が原因で生じる可能性があります。

　主に、かかとの腫脹や発熱、患部の圧痛などの症状がみられます。
　外傷により滑液包が炎症を起こした場合、突然発症する傾向にあります。

　一方で、外傷がなく発症した場合には、徐々に症状が現れる傾向にあります。

・治療等

　かかとの骨折などを確認するため、レントゲン検査などが行われます。
　主に、保存療法として、安静や薬の使用、履物や運動量の見直し、ヒールパットの着用などを行います。
　ただし、症状に応じて手術療法が選択されることもあります。　

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