大腿骨近位部骨折

・大腿骨近位部骨折（だいたいこつきんいぶこっせつ） 　

 

　大腿骨頭やそれを支える部分の骨折です。歩行困難、可動域制限などの症状がみられます。　

　比較的強い骨であるため、壮年期までは交通事故や転落などの高エネルギー外傷によるものがほとんどです。　

　骨折部位により、骨頭骨折、骨頭下を含む頚部骨折、頚基部骨折、転子部骨折、転子下骨折に分けられます。

　骨頭骨折、転子下骨折は主として高エネルギー外傷により生じます。頚部骨折、頚基部骨折、転子部骨折は高齢者に多く、転倒などにより起こります。　

　強い疼痛、立位、歩行困難等の症状がみられます。

 

・治療等 　

 

　治療は原則として手術を行います。 　

　機能回復のためには、早期に、手術・リハビリテーションを行うことが重要です。　

 

・後遺障害等級（可能性）

　第８級７　　　１下肢の３大関節中の１関節の用を廃したもの

　第１０級１１　１下肢の３大関節中の１関節の機能に著しい障害を残すもの

　第１２級７　　１下肢の３大関節中の１関節の機能に障害を残すもの　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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