慢性硬膜下血腫

・慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)  

 慢性硬膜下血腫とは、(軽微な)頭部外傷後、脳と硬膜の間にゆっくりと血液が貯留される症状をいいます。  

 交通事故などの頭部外傷が原因で生じることがあります。  

 頭痛、記憶障害、精神活動の遅鈍・認知症様症状や片麻痺・尿失禁・失語などの症状が現れる可能性があります。

 

・治療等  

 血腫が少量で症状も軽いときは、自然吸収を期待して経過観察とすることもありますが、通常は局所麻酔下の手術が行われます。  

 慢性の血腫はさらさらした液状のため、大きく開頭しなくても小さな孔から取り除くことが可能です。

 

・後遺障害等級(可能性)  

 第5級2  神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することが出来

       ないもの

 第7級4  神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの  

 第9級10 神経系統の機能又は精神に障害を残し、服すことができる労務が相当な程度に制限されるもの                                     

                            以上

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