上腕骨近位端骨折

・上腕骨近位端骨折(じょうわんこつきんいたんこっせつ)

 

 上腕骨近位端骨折とは、肩関節近くに生じる骨折をいいます(なお、骨頭、大結節、小結節、骨幹部の4つに区別することが出来ます。)。交通事故に逢い、地面に肩を打ち付けた場合などに生じることがあります。

 多くの場合、外科頚骨折となります。  

 局所の疼痛、腫れや、上肢の運動制限等の症状がみられます。

 

・治療等

 

 三角巾やバストバンド等による固定、運動療法等の保存療法を行います。

 ただし、転位(ズレ)の大きい場合、髄内釘やプレートによる固定、人口骨 頭置換等の手術療法が検討されます。

 

・後遺障害等級(可能性)

 第10級10 1上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの

 第12級6  1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの

 第12級13 局部に頑固な神経症状を残すもの

 第14級9  局部に神経症状を残すもの                                                                                   

                                                              以上

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