・内側側副靱帯損傷(ないそくそくふくじんたいそんしょう)
内側側副靭帯は外側側副靭帯とセットになって膝の左右の安定を保つ働きをしています。
外側からの強い力を受けたときや、急な方向転換により膝を内側にひねった場合等に生じることがあります。
主に、受傷部位の疼痛や腫脹、それに伴う可動域制限や、不安定感等の症状がみられます。
また、半月板の損傷等の合併症を引き起こす可能性があります。
・治療等
症状に応じて、
応急処置として、RICE処置
(R=Rest 患部を安静に保つ
I=Ice 患部を冷やす
C=Compression 患部を圧迫する
E=Elevation 患部を挙げる )
や、ギプス固定などによる保存療法が行われます。
ただし、重症の場合や合併症がある場合など、症状に応じて手術療法が選択されること
もあります。
・後遺障害等級(可能性)
第10級11 1下肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの
第12級7 1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの
第12級13 局部に頑固な神経症状を残すもの
第14級9 局部に神経症状を残すもの
以上
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