・肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)
尺骨神経が肘部管で圧迫・牽引されることで生じます。
交通事故との関係では、肘周辺の骨折に伴い、骨の変形が残る場合などに生
じます。
初期症状としては、小指と薬指の痺れがみられます。
また、肘の内側の疼痛や、尺骨神経の支配領域における運動障害等の症状も
みられます。
さらには、筋力の低下、鷲手変形を伴うこともあります。
・治療等
軽症の場合は、保存療法として薬物療法等が行われますが、進行性の疾患ということ
もあり、早期の段階で手術を検討することになります。
・後遺障害等級(可能性)
第10級の10 1上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの
第12級の10 1手のひとさしゆび、なかゆび又は薬指の用を廃したもの
第12級13 局部に頑固な神経症状を残すもの
第14級9 局部に神経症状を残すもの
以上
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