インターネット被害

 インターネットが普及した昨今、インターネットの掲示板上等で名誉毀損、プライバシー侵害とみられる書き込み内容を目にすることも珍しくありません。そして、一旦書き込まれた以上、削除できないと諦めている人も少なくありません。しかし、このような悪質な書き込みに対する法的手段は多数用意されておりますので、まずはお気軽にご相談下さい。

◆削除請求

 掲示板の管理人への削除請求

 

 具体的に、以下の方法が考えられます。

 

(1)プロバイダ責任法に基づく削除請求

 

(2)各掲示板に設けられた基準に基づく削除請求

 

(3)内容証明等の発送による削除請求

 

  以上の方法によっても掲示板の管理者が削除に応じない場合

     ↓

 裁判所への仮処分の申立

  最も効果があります。一方で、他の方法と比べて、時間、費用、労力等がかかる点がデメリットです。

◆損害賠償請求

 加害者が判明していない場合

        ↓

・加害者の特定 

 プロバイダ責任法を根拠とし、発信者情報開示請求の仮処分を申し立てることが可能です(相手方は掲示板の管理

 者となります。)。なお、ISPに対する発信者情報の開示請求も必要となります。

        ↓

・損害賠償請求

 加害者の特定ができれば、損害賠償請求が可能となります。

 これと並行して、謝罪広告の請求をなすことも可能です。

 

※なお、違法な書き込みを漫然と放置している点をとらえて、掲示板の管理人に対する損害賠償請求も可能です。

 

◆刑事告訴

 加害者の特定ができている場合には、名誉毀損、業務妨害等の罪で、加害者を刑事告訴することが可能です。

 

※刑事事件のページも参照

◆費   用

・法律相談

  30分5000円(税別)   

・削除請求

  10万円(税別)~