交通事故 Q&A あおり運転について(2)


 最近ニュースなどで取り上げられることが多い、いわゆる「あおり運転」ですが、「あおり運転」を行った運転者には、どのような罰則が課せられますか。

 「あおり運転」は道路交通法上の正式な名称ではなく、また、それ自体に対する罰則は定められていません。
 しかし、「あおり運転」の代表的な罰則として、以下のものがあります。
・車間距離の保持義務違反=高速道路の場合は三月以下の懲役又は五万円以下の罰金(道路交通法第119条第1項1号の4)、一般道路の場合は五万円以下の罰金(同法第120条第1項2号) 
・過失運転致死傷罪=7年以下の懲役または禁固もしくは100万円以下の罰金(自動車運転処罰法第5条)
・危険運転致死傷罪=負傷事故・15年以下の懲役 死亡事故・1年以上の有期懲役(自動車運転処罰法第2条)
                      etc
 幸いけが人がでなかった場合は、車間距離の保持義務違反の適用が考えられます。
 一方で、交通事故が発生し死傷者が出た場合は過失運転致死傷罪や、危険運転致死傷罪が適用されるケースもあります。
 なお、危険な追跡運転を行ったために暴行罪(刑法第208条)を認定した裁判例等が存在します。 
                                      以上

慰謝料の増額に強い大阪の弁護士が死亡・人身(軽傷から重度後遺障害まで)交通事故被害の救済に尽力致します。死亡・人身事故被害者の損害賠償請求(死亡・後遺障害慰謝料、死亡・後遺障害逸失利益、休業損害等)を事故時から賠償金の回収に至るまで全面的にサポート。無料法律相談実施中(土日祝・夜間・無料電話相談も対応可)、弁護士費用特約(大多数の保険では300万円まで弁護士費用をカバー)にも対応。弁護士に依頼することによるメリット・費用等をわかりやすく説明しますのでお気軽にご連絡下さい(完全後払いも可)。

URL     http://www.united-law.com
Email   maeno@united-law.com
TEL     06-6309-0515