有頭骨々折

・有頭骨々折（ゆうとうこつこっせつ） 　

 

　有頭骨とは、中指の中手骨の真下にある手根骨の一つのことをいいます。

　交通事故との関係では、自転車やバイクで転倒した際に手をついたりした場合に生じることがあります。 　

　手首の可動域制限や、運動時の疼痛等が残る可能性があります。

 

・治療等 　

 

　主に、手術による固定が行われています。なお、手術の前に 　

①骨折の形状

②合併症状、

等から、手術でどこまで改善するのかを検証しておく必要があります。 　

　また、XPでは確認されにくいという特徴があります。

　初診のＸＰ撮影で確認されないまま時間が経過した場合、因果関係等の問題が生じてきますので、注意が必要です。

 

・後遺障害等級（可能性） 　

 

　第１２級６　１上肢の３大関節中の１関節の機能に障害を残すもの 　

　第１４級９　局部に神経症状を残すもの 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上